3DCG未経験の完全ど素人が独学でblenderの勉強をスタートし、
今は人気ゲームFF7の主人公クラウドのキャラモデリングに挑戦中です
前回の記事ではクラウドの髪の毛制作時の失敗や学びについて
まとめておりますが、今回は【洋服の部分】を作っていきます
そもそもblenderの使い方が分からないという方はこちら
FF7クラウドの洋服をモデリングする
クラウドの洋服のモデリングで参考にさせていただいた動画は
前回に引き続き独学でお世話になっているmmCGチャンネルanimetic様です
こちらの動画で肌に密着した服(ブラや下着)を作る方法を参考に
クラウドの洋服を作りました
体の形に沿った洋服のモデリング方法
体の形に沿ったモデリングで一番簡単な方法は
体のメッシュの一部分を複製して別オブジェクトとして編集する方法です
体のメッシュの中で洋服にしたい部分を選択してシフト+Dキーで複製⇨
Pキーで分離して洋服のオブジェクトとして編集する⇨
洋服のオブジェクトを編集モードで全選択してAlt+Sキーで少し膨張させる⇨
好きな形に頂点移動で編集する
※洋服はボディのサブディビジョンサーフェス適用前に複製した方が編集しやすいです。画像では適用後なので頂点数多めになってしまっていますが…
体に沿わせながら編集したい時は
洋服用のオブジェクトを体の形に沿わせながら編集したい時は
モディファイヤーのシュリンクラップで体に密着させて編集出来る
↑ターゲットは今回はbodyを選択する
オフセットを変えることで頂点から少し浮いた状態になり
うまい具合に体に密着した感じの服が出来る
あとは動かしたい頂点を移動させながら編集する
シュリンクラップは頂点を移動させると勝手に体に沿うように移動してくれる
腕周りの包帯
クラウドの腕周りの包帯部分をカーブ(パス)で作ってみました
結果からして労力の割に綺麗に出来なかったのでおすすめしません
後で反省項目に記載していますが
- シュリンクラップ または
- 面スナップ機能
上記のどちらかを使った方が短時間かつ綺麗に作れたと思います
ただ、カーブの使い方に四苦八苦しながら作ったのでカーブの勉強にはなりました
参考にした記事
クラウドの肩の鎧をモデリング
クラウドの肩鎧のモデリングをするときに使ったのが
ブーリアンです
ブーリアンとは複数のオブジェクトが重なり合う部分を削除したり合体したり出来る機能のこと
ブーリアンの処理には3パターンあります
- 交差→オブジェクト同士が重なり合った部分以外を削除
- 合成→オブジェクト同士が重なり合った部分を削除して結合
- 差分→オブジェクト同士が重なり合った部分とブーリアンの対象を削除
参考記事:CGbox様【Blender2.9】ブーリアン(モディファイアーも)の使い方:装飾づくりのお供!
ブーリアンモディファイアー
例えば上記画像のように重なった立方体2つがあったとして
それぞれにブーリアンを適用してみるとこんな感じです
ブーリアン:交差
交差は重なり合った部分以外を削除するので
上の画像のように重なった部分だけが残ります
ブーリアン:合成
合成は文字通り合体という感じで
重なった部分はなくなり、2つだったオブジェクトが
ひとつの形として合成されます
今回の洋服モデリングでは
クラウドの肩鎧の装飾部分(円柱が刺さっている箇所)で使いました
ブーリアン:差分
差分は重なった部分が削除されるので
簡単にオブジェクトをくり抜くことが出来る
この差分を使ってクラウドの肩鎧を作りました
ブーリアンには今回ご紹介したモディファイアーのタイプと
Bool Toolというアドオンのタイプもあるので詳細を知りたい方はこちら
クラウドのズボンのシワをどう作るか?
クラウドのズボンをモデリング中、
ズボンのシワをどう表現すればいいのか分からず
たどり着いたのがスカルプトでした!
blender内に備わっているモデリング機能の一つで
粘土を彫刻しているかのように直感的にモデリング出来る機能のこと
スカルプトの操作方法やブラシ詳細についてはこちらがおすすめ
スカルプトモードでは簡単にシワが作れて個人的にはよかったのですが
注意点としてはメッシュを細かくしないとシワが付けられないので
結果的にポリゴン数が増えてしまうことです
blenderでスカルプトを使って0からモデリングをする方々は
リトポロジーといってスカルプトで作ったモデルのメッシュを
適切なポリゴン数に整える作業をするみたいですが
初心者の私はリトポロジーせず、そのままのポリゴン数で終了しました!
今回はズボンだけなのでそこまでポリゴン数も増えないので
クラウドの靴を作る
クラウドの靴を作る際に参考にさせていただいた動画がこちら
靴の形は違うのですがこの動画を見ながら
なんとなく自力で作ってみました
そして、靴を作るころになると自力モデリングもそろそろ息切れ状態…!!
モデリングに疲れてきたので、細部に拘らず完成を目標にして次へ行くことに…
初心者はまず完成を目標にしないと挫折します…ほどほどに頑張りましょう
作った後に反省したこと
クラウドの腕に巻かれている包帯を作る際
私はカーブで腕に巻き付けて作ったのですが
結構大変で…
後々、分かったのがもっと簡単に巻き付けできる方法があったという事
方法1 モディファイアのシュリンクラップを使う
方法2 面スナップ機能を使う
方法1 シュリンクラップモディファイア
シュリンクラップモディファイアについては
クラウドの上半身の洋服モデリングでご説明したように
体の形に沿った状態で頂点の編集が出来る機能です
この機能を使って包帯を作ってもよかったなと今更後悔…
方法2 面スナップ機能
面スナップ機能とは面に沿った場所に頂点を移動させてくれる機能のこと
この機能をONにしておくと頂点をどれだけ動かしても勝手に
面に沿った場所をロックオンしておいてくれるのです
使い方の詳細はこちらの記事がわかりやすいのでおすすめ
まとめ
blender初心者が自力でキャラモデリングをするのは
楽しいですが、時間も労力も体力も精神力も費やされて
なかなか大変な作業でした
ただ、調べた時間や手を動かした時間は無駄ではなく
次に繋がる貴重な時間だったと思うので
次回以降もっとスムーズにキャラモデリング出来るように頑張っていきたいと思います
次回はクラウドにアニメーションをつけて動かすことに挑戦しました
また、壁にぶつかっております
こういう時は調べる時間の方が長い…
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