前回の記事で書いておりました出産レポートの続きです
陣痛開始から破水まで(前回の記事)を読んでいない方はこちらからお読みください
破水すると一気にお産が進むと言うのはコレか!!
という事を身をもって体験した出来事をこれからご紹介します
破水からの出産レポート
陣痛を前駆陣痛だと思い込んで耐えていたら遂に破水!!
破水してから出産までを私がどうやって過ごしたのか…
もう、今振り返っても恐ろしいです…
破水直後からいきみたい欲が止まらない!
0:05 破水で急に陣痛が進み
(※ここから時間の記憶が曖昧)
破水した直後から明らかに痛みが強くなって間隔も短くなり3〜4分もないくらいに
0:06 産院に電話
産院に破水した事を伝え、今の痛みの間隔といつから痛いか等を伝えました
その間もフーッ!!と長い呼吸をしないと耐えられない痛みが襲う
破水かも知れないので入院準備を持って病院へ来てください
と言われ
直ぐに濡れた下着やズボンを履き替えて上のパジャマはそのままで車に乗り込みました
夫に電話したけど何回かけても出ない…寝てるのか?
車の運転は実母でした、入院準備の荷物なども車に全部運び入れてくれました
その間、私は進んだ陣痛のため痛みで満足に動くことも出来ず…
- 着替え中
- 靴を履く前
- 車に乗り込む前など
かなり小刻みに強くなった陣痛の痛みを四つん這いになり母にお尻を擦ってもらいながらフーッ!!という呼吸で何とか耐えていました
車に乗る前には既にいきみたいくらいの痛みとお尻をグイグイ押されている感で心が折れそうに…
一人目出産のときはこの痛みの感覚の時は既にLDRに乗っていたはず…なのに、今回はまだ産院にも着いていない…
子供を産院外で産み落としてしまう恐怖と危機感に襲われ、一心不乱に耐えるのみ
移動中の車内でいきみ逃しがキツ過ぎる
0:30 車で家を出発
産院までは車で20〜30分かかる
ようやく家を出発した時には痛みの間隔は2〜3分くらい
耐えてもすぐ次の陣痛の波がやってくる
陣痛を耐えて喉はカラカラ…
呼吸を整えてお茶飲んだらすぐ次の波がくる!本当に早い…!
車の中で座っている時、おしりの穴の下にテニスボールを置き、呼吸だけに集中
目は開けて心の中で赤ちゃんに
大丈夫!私達なら大丈夫!無事に出産を終えられる!
と言い続ける
テニスボールがあって本当に良かった!
これが無かったら車の中でいきんでしまっていました
100均のテニスボールで十分なのでひとつあると救われます
100均一の方が明らかに安いですが、有ると無いとじゃ大違い
ひとまず安心の為にネットで購入してしまうのもアリです
母には安全に運転してほしいけど、心の中では猛スピードで進んで欲しいと心から願っていました
途中から、テニスボールも無効になるくらいいきみたい感覚に襲われ
必死でフーッ!!という呼吸で耐える!
耐えるのが辛すぎて弱音を吐きたくなりましたが渾身のフーッ!!という呼吸を大きな声で何度も繰り返しギリギリ保っていました
産院の駐車場で倒れ込む
0:50 産院の駐車場に到着
陣痛の間隔は1分も無く、フーッという呼吸では耐えられない状態
私の感覚ではもう頭が出始めているくらい産まれそうな感じでした
0:55 一歩も動けない
救急外来の時間外窓口は駐車場から数m先(かなり近いです)
産院の入り口はすぐそこなのに、それまでに陣痛が襲ってきて一歩も動けず
駐車場のアスファルトの上に倒れ込み叫ぶ!!
ふあああああああ!!!
という声を出さないと耐えられないほど無理な状態
もう!もう!産まれる!!という感じでした
母が守衛さんのもとへダッシュし、妊婦だと伝えてもらって車椅子を持ってきてもらいました
でも、陣痛がとめどなく襲ってくるため車椅子に乗れず…
守衛さんが救急の人達を呼んできてくれて、ストレッチャーを押しながら産院のスタッフさん達がダッシュして来てくれました
車椅子で分娩台へ
結局、私はうめきながら車椅子に乗り、分娩室まで救急の人がダッシュ!!
その間、私は「ふあああああああ!!」と叫んでいました…ずっと…
車椅子でダッシュしてもらってる瞬間は安心したのかちょっとだけ陣痛がマシになるという不思議な感覚に…
そしてなんとか分娩室へ到着!!
じゃあ分娩台へ上がってください
と言われ…
1ミリでも動いたら産まれそうなのに分娩台に上がれと普通に言ってくる助産師さんを鬼だと思いました
(でも、助産師さんの言うことは従っておいて間違いなし!上れと言われたら上る!動けと言われたら動く!これで無事に出産を追えられるなら全てチャラです)
もうもう産まれそうな中、高速でズボンと靴下と下着をその辺の床に脱ぎ捨てて分娩台へ飛び乗り成功!!
その間もずっと叫んでいました
それで無いと耐えられなかったんです…本当に陣痛って壮絶です
言葉で表現するのがとっても難しい痛み…
いきまず耐える
分娩台に飛び乗ったら後は産むだけ!
車の中で出産してしまう事態も回避出来たので一安心♪
なんて呑気に考える余裕は全くなく
インターバルのほぼない陣痛を受け続けるという苦行
テキパキ助産師さんに
呼吸はふーっ!だよ!
と強めに言われ
気弱な私はひっ!!と思いながら、無理やり「ふーっっ!!」と息を吐こうと必死
実際は…
ふっふっぶぶーーっっつ!!
みたいな感じで長い呼吸が全く出来ない…
でも「いきんでいいよ」って言われるまでふっふっぶぶーで耐え続けなければ…(泣)
もうお股が裂けそうな感じだけどお医者さんまだ登場しないし(会陰切開されると思っていた)、まだ先は長いのか…とメンタル絶望
一人目出産の時と比べてたので時間的にもまだ耐えなければ!と思っていました
まだ耐えなきゃいけないのに赤ちゃんが勝手に穴から出ようとしている気がする〜!!
という変な感覚がありながら必死で耐えていました
誕生
1:08 一度もいきまずに出産
そして最後までいきむタイミングを失ったまま、赤ちゃん誕生!!
はい!赤ちゃん出てきたよ〜
えっ!?もう産まれたの!??
と早すぎる展開に付いていけない筆者
ただ、いきまずに産めたし、産院に間に合ったし、赤ちゃん元気に泣いてくれたから結果良ければすべて良し
尖腹かつ巨大児の可能性大ということで、難産指定されていたにも係らわず、結果、超スピード安産で無事に出産を終える事が出来ました!
経産婦さんに注意して欲しいこと
1つ言えるのは経産婦はお産の進みが本当に早いです
なので、一人目出産で時間が掛かった人も注意が必要!
私は一人目の時は微弱陣痛で3日間苦しみましたが二人目の時は6時間でした
自分の耐えられる痛みレベルで病院へ行くタイミングを見計らっていると、間に合わなくなる危険があります
強い痛みでなくても、痛みの間隔が狭くなってきたら念のため病院に連絡する事をおすすめします
まとめ
本当に出産は奇跡の連続です
妊娠・出産を経験してみると、自分が周りの人にどれだけ支えられているのかを痛感します
陣痛が進んだらどんなに強靭な精神の持ち主でも一人では何も出来なくなります(※ホントに)
- 陣痛が始まった時に産院へ乗せて行ってくれたり…
- そばでサポートしてくれたり…
- 適切な処置をしてくれる医療関係のスタッフさん達
周りの人たちに助けてもらって支えてもらって
ようやく無事に赤ちゃんを産むことが出来るんだと思うと赤ちゃんて尊い!!
出産前は不安で怖いとは思います…
だからこそ、ママと赤ちゃんと周りの人達みんなで一緒に乗り越えるものなんだ!
と思うと少し心が軽くなりませんか?
世の中の妊婦さんが無事に出産出来ますように…
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